超初心者向け:ワールズ・ミート・バー入門

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wakaba居酒屋には行き慣れているけどバーは初めてという、特に若年層や大学生に向けて、お酒に関する簡単なアドバイスをまとめました。

お酒に詳しくなるメリットは、単に世界が広がるということのほか、海外出張や留学時の楽しさが倍になります。カナダのホームステイ先でラム酒を勧められる。オーストラリアの訪問先でワイナリーの話を聞かされる。こうした確率はかなり高いです。

何事にもはじまりがあります。ワールズ・ミート・バーその他のイベントをきっかけに、バーに足を運んで、オフの楽しみを増やしてみましょう。

  1. 注文は定番でよい
  2. ロングカクテル・ショートカクテル
  3. ウィスキーには水
  4. ベースを知ればなおよい
  5. ノンアルコールは色がポイント

注文は定番でよい

居酒屋でモスコミュールやジントニックを注文した経験があれば、最初の一杯はそれで十分です。知ってるカクテルを注文してから、メニューを読んでも遅くありません。ワールズ・ミート・バーはカクテルのほかビールを用意しています。ビールを注文したからといって、変に思う人は誰もいません。

ロングカクテル・ショートカクテル

グラスに氷とともに出てくるのがロングカクテル。アルコール度数は比較的低め。会話を楽しみながら長く飲む。一方、長い足のカクテルグラスに酒がちょっと入って出てくるのがショートカクテル。アルコール度数は高め。新鮮なうちに飲みきる。最初はこんな風に覚えておけば、大きく注文を間違えたりしません。ワールズ・ミート・バーのメニューに関しては、ショート系に印がついてます。そんなに慌てなくても大丈夫。

ウィスキーには水

せっかくの機会なのでウィスキーも試してみましょう。ポイントは、ストレートやロックなどの飲み方に関わらず、水をもらっておくことです。バーによっては水のことを「チェイサー」と呼んだりしますが、ワールズ・ミート・(そして多くの)バーでは「水ください」と言っても誰も笑ったりしません。ウィスキーのあとに水を含むと、また違う香りが楽しめたりします。酔いの回りも違うので、ウィスキーのそばにはかならず水です。
なお、バーボンはアメリカ(ケンタッキー)産、アイリッシュはアイルランド産、スコッチはスコットランド産だな、と覚えておけばよいです。

ベースを知ればなおよい

基本的にカクテルは「ベースの酒に何かを混ぜて作る」アルコール飲料です。といういことは、ウィスキーやワインのほか、ラム酒、ジン、ウオッカ(ウオトカとも)、テキーラの味をあらかじめ知っておけば、大体の味は想像できる、という理屈になります。いずれもスーパーで売ってますから、買って飲んでおくという立派な勉強の仕方があります。まぁそこまでしなくても、ワールズ・ミート・バーで「同じベース」「違うベース」を選んで飲めば、おのずと満足するチョイスになる、ということになります。とても簡単です。
ちなみに、リキュール・ベースに関しては、ディタ、マリブ、カルーア、アマレットなど、それこそ数かぎりなく種類がありますので、これは注文してみて、好き・嫌いを決めた方がいいでしょう。

ノンアルコールは色がポイント

未成年の勤労者・大学生は、残念ながらアルコールを飲むことができません(法律で禁止されています)。加えて、20歳になったとしても体質的にアルコールを受け付けない人がいます。ほかにも「飲めないが、みんなとバーで楽しみたい」という人は多いでしょう。そんなときは「飲み物の色をあわせる」 のがコツです。例えば、ワールズ・ミート・バーのメニューには「モヒートジュース」「クランベリー・ジュース」があります。このあたりだと、他のアルコール飲料とまるで区別がつかないので、無用のツッコミを受けずに会話にワイワイ集中することができます。

こんな感じで、気後れすることなくお酒を楽しんでもらえると嬉しいです。
国内でも日本酒、焼酎など地域によって好まれるお酒が異なるのと同様、その国や地域の文化を象徴するものがお酒だったりします。ですので、お酒について知っておくことは、案外、地域交流や国際理解の近道だったりします。

さらに興味のある方は、上田和男『カクテル手帳』(東京書籍)、花崎一夫ほか『新バーテンダーズマニュアル』(柴田書店)などを読むと、より世界が広がるでしょう。ワーズル・ミート・バーをきっかけに、素敵な出会いがありますように!