出演者〜フランス「テンプス・フギト」

8/4〜10の「第005回 はこだて国際民俗芸術祭」では、様々な国の音楽・舞踊・食などをお楽しみいただきます。
このブログでは、出演いただく方々を一足先にご紹介していきますね。
本日はフランスからやって来るこの方々。
「テンプス・フギト」です。
男声のみの無伴奏の音楽。
ひとつになって音を産み出すかのように、体を寄せ合って声を響かせます。

フランスというと、シャンソンだったり、ドビュッシーなどに代表される印象派の音楽だったりが思い浮かびますが、彼等はフランスのコルシカ島からやって来ます。
フランス本土とは異なる文化を持つコルシカの、代表的な伝統音楽と言っていいのが「コルシカン・ポリフォニー」です。
かつての即興詩吟をベースにした多声合唱。
もともとは、互いに声をかけあう習慣から、単なるハーモニーではない独立した旋律が重なる音楽が生まれたという歴史もあるようです。
様々なスタイルがありますが、伝統的な男声多声合唱は”パディエッラ風の歌謡”としてユネスコの無形文化遺産に登録されています。
そして、今のコルシカの音楽のひとつを体現する彼等の音楽は、たとえばこういう世界です。
動画 : Tempus Fugit – Alleluia no nobis (1分57秒)
最初の年、001回の芸術祭をご覧いただいた方は、台湾から来た布農(ブヌン)文教基金会の歌声を思い出すかも。
空気や地面を伝って届いてくる「人間の声」の力を堪能できそうです。
彼らのHPとなるFacebookアドレスはこちら。
http://www.facebook.com/pages/Tempvs-fvgit/133436896716459
曲を聴くことができるmyspaceはこちら。
http://www.myspace.com/tempvsfvgit
この歌声が、函館の空に舞い上がるのは間もなく!
8月を楽しみにお待ちくださいませ!