たくさんの旅立ち

5年目の芸術祭が終わり、函館に集まった方々が次の場所へ旅立っていきます。
ホームタウンに帰る出演者。
次の公演場所へ向かう出演者。
芸術祭のために来てくれたスタッフの帰還。
そして、函館在住ながら夏休みに故郷へ戻るスタッフも。
飛行機や、列車や、バスでの旅立ちの場面での最後の時は、短期間に密集して大変な思いを共有してきたからこその様々な感情が蘇ってきます。
それは満面の笑みだったり、涙のハグだったり、「アリガトウゴザイマス」という覚えたての日本語だったり。
色々な形でお互いが表現するのです。
目には見えないけれど、確かに何かがつながっていると感じます。
お別れの瞬間の、ごく一部をご紹介しますね。

アラスカに帰るチバック・チュピック・ダンサーズの皆さんは、通訳ガイドスタッフに実の娘のように接していただきました

ポーランドチームは最終日パーティーで全力で場を盛り上げつつ、翌朝は早い時間にバスでの旅に出発

インドネシアチームは、ラマダンでの断食の時期にも関わらず、ハードスケジュールを最後まで笑顔でこなしていただきました

ドレクスキップの皆さんは、長期の北欧ツアーの疲れを微塵も感じさせず、お客様を一瞬でひきつけるステージを見せていただきました

テンプス・フギトの皆さんは、ステージ以外の場所でもずっと物腰柔らかいジェントルマンで、関わったスタッフがみな大絶賛!

インドチームは、自費で芸術祭修了後も函館にとどまりあちこちを見て回ってました。最後の瞬間は熱いハグと握手が交わされました
ああ、皆様。
また会う事ができますように。
これはおそらくステージと客席という立場で出会った、ご来場いただいた皆様も同じかと。
出会いと別れ、そして再会を繰り返しながら。
芸術祭は時を重ねてまいります。