トゥーザリは、各地の主要なアート展において少数のグループを対象にしたソーシャル・インクルージョン・ワークショップ（社会的包容力を育てる体験的活動）を実現かつ提供することを目的に、多様で異なる美術的手法を用いています。
昨年トゥーザリは函館を訪れ、まちづくりセンターや元町公園（体験＆キッズゾーン）で旗づくりのワークショップを行いました。また、「アウトリーチ」イベントの一環として、市内の大学や教育機関でもワークショップを行いました。トゥーザリはそれらのワークショップで生まれたすべてのデッサンをイギリスへと持ち帰ったのち、イギリスの生徒や大学生らとともに楽しみながら、驚くほど素晴らしい蝋染めの旗へと変貌させました。今年、もしかしたらみなさんが描いたかもしれないその成果が、旗となって元町公園会場に飾られます。
トゥーザリに関するもうひとつのニュースですが、彼らは日本でつくられた「世界の目」と呼ばれる旗を使った展示会を準備しています。来年イギリスで行われるその展示会の最初の開催地として、あの「ウスター大聖堂」が決定しています。したがって、この大聖堂を飾るさらに多くのデザインが必要です。ある意味で、みなさんが国際的なアーティストとしてデビューするチャンスですから、ぜひ今回のワークショップに参加して、ご自身の手で旗を描いてください。30分程度の時間で終わります。
旗の中身だけでなく、トゥーザリは今年の芸術祭に対してほかにもいろいろと考えてきてくれるようです。ぜひあなたの目で、元町公園会場をご覧ください。