ラトビア「カルヴェ」

LVA-006-Kalve

フォークダンスグループ・カルヴェは、1947年にラトビア農業大学で結成されました。カルヴェとは「鍛冶場(Forge・ラテン語で「仕事場」)」という意味で、若いダンサーがプロフェッショナルとしての素養を身につける場所です。現在、カルヴェには約40人のダンサーが所属しており、そのほとんどがラトビア農業大学の生徒または出身者です。

カルヴェはその60年以上の歴史の間に、様々な経験を積んできました。中でも特筆すべきは、大学の拠点が首都のリガから、イェルガヴァ宮殿で有名なイェルガヴァへ移転したことです。1989年から、カルヴェのリーダーはグンタ・スクーヤが務めています。彼女は40を超えるダンスを創作した人としてよく知られており、538グループ総勢13,400人のダンサーが集まるグランド・ダンス・パフォーマンス「マイ・ワールド」の一節「アース」のダンスリーダーに選ばれました。彼女は現代のリズムを感じていますが、同時に伝統的なフォークの魅力も感じています。彼女は、ラトビア伝統の論理的価値、神話、そして神聖な自然を現代の観点で表現する手法を見出しました。彼女は彼女自身が創作したダンスのほとんどに、ラトビア神話の古典的な魂に由来するステップと衣装を用いています。こうしたダンスは、カルヴェに多様かつ唯一無二の表現を与えており、他のダンスグループの追随を許さない独自の立場に位置づけています。カルヴェは広い範囲で巡回公演を行っており、2010年は韓国、2011年はマレーシアで公演を行いました。今回2013年の芸術祭は、カルヴェにとって初めての日本公演となります。

www.tda-kalve.lv