横浜「てまわしオルガン キノ」

JPN-006-TemawashiOrganKino

手回しオルガンは、函館の音としてもよく知られる教会のパイプオルガンと同じように、幾つもの笛からなるオルガンです。オルガンは世界でも古くからある楽器のひとつで、自動演奏オルガンの起源を辿るとその描写は紀元前のアレクサンドリアの数学者による著作の中に早くも記されています。それから長い時を経て、18世紀初めのイタリアの銅版画に街角で演奏される手回しオルガンが現れ、21世紀の今でもオランダやドイツなどのヨーロッパを中心に世界の街角で愛されています。

今回登場するのは、西欧からの流れを受け継ぎ、日本は函館で製作された手回しオルガン。ハンドルを回すと音楽を演奏するだけでなく音とともに、日本生まれの大道芸「紙芝居」とひとつになって物語を紡ぎます。まさに、この1台がはこだて国際民俗芸術祭!紙芝居付き手回しオルガンが奏でる木のしらべを、元町公園の風でお楽しみください。回し手:紀あさ(横浜)/製作:谷目基(函館)/物語:みぞろけまりん(東京)・加藤晶子(七飯)・こがめいづる(函館)・大西翔(函館)他/衣装:横井理子(東京)・浅見由衣(東京)

http://www.temawashi.org