函館「水口 議」

JPN-006-Hakaru_Mizuguchiご存知のように、日本は古くから地震が多い国です。このため日本の建築と芸術は、これまで壊れやすい材料の使用を避けてきた歴史があります。たとえばステンドグラスの伝統はありませんし、横に動く木製の障子には和紙が使われています。1970年代には、東京・新宿に高層ビルが建てられ、ガラス張りの建築物は近代化した周辺国の注目を集めました。水口議は、1981年開催の『コンテンポラリー・グラス〜オーストラリア、カナダ、アメリカ、そして日本』と呼ばれた、日本初となるガラス細工をテーマにした展示会に選ばれた1人です。1983年に、彼は「ザ・グラススタジオイン函館」を設立、元町周辺のベイエリアや赤レンガ倉庫群での一連の観光体験に不可欠な場所となっています。今回の芸術祭では、約60個のガラス作品を制作提供。芸術祭スタッフとの共同企画により、光とのコラボレーションで元町会場内の木を華やかに装飾します。

http://www.e-tobeyaki.jp/gs_hakodate/index.html