芸術祭スタッフ心得

はじめに

このページは、芸術祭スタッフを対象に、芸術祭の運営に最低限度必要な事項を掲載しています。随時改定していきますので、いつでも最新情報を参照できるように心がけてください。なお、熟読のうえ不明な点があれば、各班の班長または事務局までお問い合わせください。

芸術祭とは

「はこだて国際民俗芸術祭(芸術祭)」は、日本を代表する夏の大型フェスティバルです。世界の民俗芸術団体(アーティスト)が長期にわたって函館に滞在し、元町公園会場を中心に様々なイベントを行います。また、元町公園会場では、世界の料理や雑貨が集合するイベント「もぐもぐフェスティバル(もぐフェス)」が同時に行われます。
芸術祭ともぐフェスは、一般社団法人ワールズ・ミート・ジャパンの主催で開催される非営利事業であり、公益を目的に行われています。これらのフェスティバルは、市民有志のスタッフにより運営されています。

目的・テーマ

【目的】元町公園で、「世界」に出会う

芸術、体験、食文化など、あらゆる分野の「世界」が元町公園に集まります。

【テーマ】ロングナウ・ビッグヒア

長い目と広い視野で物事を考え、それを実践に移しましょう。

スローガン

オープンジャパン(2011〜2012)

震災をきっかけに、普段の生活、素顔の日本を配信しようという取り組みを行いました。

組織

定例のミーティング

芸術祭は主に3つのミーティングによって組織されています。
芸術祭スタッフは、都度行われる「スタッフミーティング」に参加していただきます。コアミーティングには、あらかじめ選ばれたコアスタッフ(主にプロジェクトリーダーや班長)が参加します。コアミーティングは見学することができます。各ミーティングの予定は「スタッフメール」で連絡します。

名称 機能 主な役割
ジー・アイ・エー(GIA) 承認 アーティスト選定、予算管理執行など
コア(Core) 計画 協賛募集、広報宣伝、企画立案など
スタッフ(Staff) 実行 班別の活動、ポスター貼り貼り隊、スポパスの販売など

※GIAは、General Incorporated Association(一般社団法人)の略です

芸術祭ソーシャル

芸術祭ソーシャルとは、通常のミーティングとは別に行われる社交的な集まりで、参加は自由です。芸術祭とそれ以外の話題でも盛り上がり、相互の親睦を深めるのがねらいです。通常アルコールを交えて行われます。開催についてはその都度、スタッフメールで案内します。

プロジェクト・班

年間を通じて活動するプロジェクトと、イベントごとに編成される班があります。

プロジェクト(五十音順)
広報プロジェクト 口コミ・インターネット・メディアを通じた広報活動に参画
スポンサープロジェクト 芸術祭の協賛募集に参画
もぐもぐプロジェクト もぐもぐフェスティバルの運営に参画
モノプロジェクト 必要物品の手配調達に参画
班(五十音順)
インフォ班 元町公園ステージの顔
ガイド班 海外のアーティストを芸術祭期間中にわたって引率
グッズ班 CDやTシャツなどアーティスト・芸術祭オリジナルグッズを紹介
警備・設営班 元町公園ステージを安全に運営
ケータリング班 アーティストやスタッフの食事のお世話
サービス班 お客さまのおもてなし、感動の体験をお手伝い
ステージ班 アトラス・ブンダ・ユードラ各ステージを運営
ドリンク班 真夏の野外にかかせないドリンクを提供

※サービス班では元町公園会場で環境美化作戦「ごみごみプロジェクト」を実施します

現場での服装等

イベント会場では、基本的に運動靴、ズボン、スタッフTシャツ、スタッフパスを着用してください。動きやすい服装でなければ、安全を確保できません。持ち物は各班により異なりますが、筆記用具、ビニールテープ、ペンライト、軍手(革手)、それらを携帯する腰袋があると便利です。両手は常に空けてください。貴重品の管理も忘れずに。

現場で心がけるべき態度

  1. 自らの安全を確保します:会場内では走らない。ひとつひとつの動作を確認する
  2. すすんで声を出します:基本接客用語の活用。困っているお客様に。そして緊急時は助けを呼ぶ
  3. お客様には笑顔で接します:笑顔と安定がトラブルを未然に防止する

想定される事件・事故の例

  1. 挙動不審者、不法行為者
  2. 不審物
  3. 犯罪被害の通報(すり、置き引き、痴漢など)
  4. 雑踏事故(転倒など)
  5. 危険物事故、火災
  6. 自然災害(突風、雷など)

写真・映像等の扱い

作業に差し支えない範囲において、芸術祭スタッフは記録のため、写真や映像を撮ることが推奨されています。全体像や公演の様子のほか、看板や装置など、今後の引き継ぎに重要と思われる被写体をおさえてください。
これらの写真や映像は、芸術祭の広報宣伝を目的に、ブログやSNSなど各種のインターネットサービスで公開して差し支えありません。ただし、公序良俗に反する内容、被写体または見る側が不快に感じるような内容、および著作権を侵害する内容は、この限りでありません。
芸術祭では「ご来場の皆様にお知らせとお願い」という文書において、プライバシーに関する相談を受付ける旨を明記しています。この相談が寄せられた場合、該当する写真や映像を削除するよう依頼する場合があります。この点もあらかじめ留意してください。
(つまり、「常識的な写真を楽しく共有しよう」ということです)

参考になる本・URL等

人生を変える経験

芸術祭は、国内・世界の誰もが認める理想のフェスティバルを目指して、先駆的な取り組みを行なっています。リーダーシップと協調の精神で、100人を超えるスタッフが活動しています。一方で、「世界」に出会うということは、文化的摩擦や衝突でもあります。ただ、こうした経験から学ぶべきことがあります。積極的に「人生を変える経験」をしましょう。あなたが変わるということは、世界が変わるとういことでもあります。それは取りも直さず、地域への貢献でもあります。

最終改定日:2013/07/11